確定拠出年金について(2017.08加筆)
2017.08加筆更新
2015年にスタートして時点では確定拠出年金のメリットばかりに目がいっていたので注意点なども加筆していってます。
確定拠出年金ってなに?
国民年金や厚生年金保険が公的年金と呼ばれるのに対して確定拠出年金とは私的年金と呼ばれます。年金制度は基礎年金(1階)、厚生年金保険(2階)とあり、これらに付加される確定拠出年金は3階部分にたとえられます。
確定拠出年金って何?/ 教えて!資産運用ABC | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社
確定拠出年金のポイント
①節税効果
毎月の掛金を所得から引けるので、住民税と所得税が安くなる。
(課税所得が多く、掛金が多いほど節税効果大)
②運用収益が非課税(ただし課税の繰り延べの面もあり)
通常、運用中に発生した利益には税金がかかるけど確定拠出年金は運用中に得た利益には課税されない。
投資信託をした場合にかかる税金はおおきく2つあります。
・投信を売って得た売却益に対する「譲渡所得」
・配当金が出た場合に対する「配当所得」
*控除制度や年収による優遇もあるけど、基本的に各20.315%の課税
③受取時は退職金や年金として所得控除
注意しておかないといけないのは掛金全額所得控除や運用期間の収益が非課税にはなるけれど、受取時には積立金額そのものに税金が発生するというところ。
60歳になった受取時に積み立てたお金(運用利益)すべてを非課税でもらえるわけではなく、そこからは税金分を支出しないといけません。運用中のメリットと同時にこちらも認識しておかないと。また、受取方法(一時金、年金、もしくは併用)によっても課税のせれ方は変化してきます。長期投資かつ高額になるのでここが違うと目標金額も大きく変わってくるはず。
2015年、この部分を勘違いしてスタートしてしまいました。おいおい勉強して気づいてけっこう衝撃だった・・・
毎月かかる費用はどのくらい?
<拠出金額>
最低拠出金額は毎月5000円~(1000円単位)企業型・個人型ともにOK!
(個人型)第1号加入者:年81.6万円(最高毎月6.8万円まで拠出できる)
(企業型)厚生年金被保険者:年27.6万円(毎月最高2.3万円まで拠出できる)
<初期費用>
国民基金連合会口座開設手数料:2777円(必ずいる)
口座管理料(毎月)
- 口座管理料:103円(必ずいる)
- 事務委託先金融機関:64円(必ずいる)
- 運営管理機関(金融機関・証券会社によって違う)
基本的な初期費用を除くとあとは運営管理機関をどこにするかで毎月、毎年の手数料が変わってくる・・・。また、運営管理機関でおいてある商品も違うので重要。
今後の気になるところ
iDeCo(イデコ)にも特別法人税は掛かるの? : コラム | 確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博:投稿日2016年10月13日。
これから60歳まで積立をしていくわけですが、少し、いえ、かなり気になるのは「特別法人税」がかかるのかどうか。特別法人税1.173%現在は凍結されていますが、これがかかってくるとなると大打撃になるはず。(法人税と書かれてるけど企業型・個人型にかかるそうです)
0.1%の信託報酬の差をうんうん悩んでいたのがなんだったのかってなりますよね。
これらの良い面と悪い面を合わせたのげ現在の「確定拠出年金(iDeCo)」なので、納得できる形ではじめるのがいいですね。
私のようにはじめてから気づいた場合でもこの状況で自分にとってベストな運用方法を模索していきたいと思います。